
《シンポジウムとは》
世の中にある社会課題の解決をめざして、様々なNPOが活動している中、シンポジウムでは、多くの人々に社会課題の現状を、講演や活動事例を通して共有していけるよう企画しています。
《第2回 社会課題をみんなで考えるシンポジウム2025》
あたらしい支え合いで、都市の暮らしに、やさしいつながりを!
誰もひとりにしない安心な都市のコミュニティとは!
《概要》
都市での暮らしは便利で多様性にあふれていますが、その一方で、困った時に相談が難しく、孤独に陥りやすい構造をもっています。東京23区では、一世帯あたりの人数も、平均1.9人台と減りつづけている中、「いざ困ったときの相談先や問題解決の為の支援者を求める声も多く聞かれます。住まい・福祉・子育て・医療など、生活に関わることを「気軽に相談できる、ゆるやかな関係」を育てていくことで、都市にも「つながり」を取り戻すことができます。今回のシンポジウムでは、都市の暮らしのセーフティネットづくりをすすめ、誰もが安心して暮らせるあたらしいコミュニティのあり方を考えていきます。
《プログラム》
1. 尾木 和子 氏 NPO法人 育てるイクジバ!プロジェクト 代表理事/NPO法人CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター
都市で人がゆるくつながるには、世代や立場を問わず参加できる”日常の場”が欠かせません。イクシバでは区立公園で、地域の人たちが”赤ちゃんがハイハイできるフカフカな芝生”を育てる場づくりをしています。そこでは不登校の子どもも、障がいのある方も、飛び入りの方も、背景に関係なく同じ作業をすることで、自然と仲間ができ居場所が生まれます。「芝生育ては地域育て」。芝生育てを通した多世代が自然に混じり合うコミュニティです。この活動から見えてきた都市のつながりの可能性と実践例を紹介します。
2. 押切 道子 氏 深川えんみち/NPO法人地域で育つ元気な子 理事長
高齢者ディサービス・学童保育クラブ・子育てひろばの3つの事業からなる、複合型福祉施設「深川えんみち」内で、ライト学童保育クラブと私設図書館「エンミチ文庫」を運営し、多世代が安心して集える場づくりを進めています。
子どもから高齢者までが支え合う関係を育み、「他人ごと」を「自分ごと」に変える温かな「ごちゃ混ぜの生活空間」での都市型コミュニティの実践に取り組んでいます。
3.高橋 英興 氏 居住支援法人 一般社団法人 コミュニティネットワーク協会 地域プロデューサー
東京都の居住支援法人の指定を受け、豊島区内の空き家物件を活用した、住まい「セーフティネット住宅」と相談・見守り・文化・娯楽・交流のある「交流拠点」)を運営しています。都市部の空き家と孤立の課題を解決する「都市部型居住支援モデル」を実践中。地域で暮らし続けるための仕組みづくりの実践例をお話し致します。
4.宮本 幸一 氏 NPO法人リブアンドリブ 会員、広報担当
異世代ホームシエア事業でシニアと若者を繋ぐリブアンドリブ代表の石橋さんと偶然知り合い、2015年から活動に参加し、9人の学生とホームシエアの経験をしてまいりました。
シニアが、孫のような若者からエネルギーをもらい、元気で長生きするための効果的な活動について紹介します。多くのシニアの方のご理解と取組みを期待したい。
5.造士 瞳 氏 PIAZZA株式会社 プラットフォーム部 自治体サクセスチーム リーダー
「人々が支え合える街をつくる」ことをミッションに掲げ、全国76自治体と連携し地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を110以上のエリアで展開中。地域の多様な主体と共にまちづくりを推進するプラットフォームとして、都市再開発のエリアマネジメント事業を手掛け、地域の課題解決を目指しています。
ファシリテーター
山下 馨 氏 一般社団法人 NPO協働機構 代表理事
◆日時:2026年1月31日(土)13時30分~16時30分
◆会場:新宿区立新宿NPO協働推進センター 1階多目的室
◆参加費:無料
◆定員:会場40名 オンライン(Zoom)40名
◆申込み
・会場参加 こちらへ
・オンライン参加 こちらへ
◆お問合せ
新宿NPO協働推進センター
TEL:03-5386-1315
Fax:03-5386-1318
Email : hiroba@s-nponet.net